フィボナッチ数列とチェビシェフ多項式
今回は上記のブログを参考にさせてもらっています。
第1種チェビシェフ多項式
第2種チェビシェフ多項式
【命題】
1
2
以下の性質も簡単に分かる。
○ はについての次式である。
○ はが偶数のとき偶関数、が奇数のとき奇関数である。
○ の最高次数の項はである。
第2種チェビシェフ多項式の零点を調べてみよう。
が偶数のときチェビシェフ多項式は偶関数となるので、が零点であれば、もまた零点となる。
であることから、のとき零点となるので、がすべての零点である。したがって、のときを因数分解すると、
この式にを代入すると、を得るが、実はこの値はフィボナッチ数に一致する。
【命題】
- リュカ数
- フィボナッチ数
ただし、、(黄金比)とする。したがって、をに代入すると、となる。